東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

「厚徳載物」(こうとくさいぶつ) 

 訪中する際にアメリカ大統領は中国の古語を引用して、親密さと知的関心を表現しているようです。オバマさんは「温故知新」(『論語』)、ブッシュjrさんは「民為邦本」(『尚書』)、クリントンさんは「天下為公」(『礼記』)。レーガンさんの「賓至如帰」(『左伝』、賓客として帰ってきたよう)などは極めつきといえるでしょう。

韓国の朴槿惠大統領が訪れた際に、清華大学(習近平主席も卒業生)での講演で用意したのが、「・・十年之計、莫如樹木、終身之計、莫如樹人」(『管子』)で、木は十年だが人の育成は終身)でした。清華大学の校訓である「自強不息、厚物」(『周易「乾」「坤」』。自ら努めて休まず、徳を積んでどんな任にも当たれる)を知ってのこと。中国の夢と韓国の夢を融合しましょう、と呼びかけて大歓迎されました。今年3月に訪中したミシェル・オバマ夫人は北京の中学校で書に挑戦して「永」と書き、同道した彭麗媛・習近平夫人はこの「」と書いてミシェル夫人に贈っています。

 

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堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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