東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

  • 2014年08月20日(水)
  • 自然

「夏雨雨人」 (かううじん)

 ほどよい「夏雨」は大地に潤いをもたらす天恵ですが、ことしは各地に豪雨の被害をもたらしました。本来は「春風風人、夏雨雨人」(劉向『説苑「貴徳」』から)と合わせて使われて、春風は人に温かさをつたえ、夏雨は人に潤いをもたらすということから、「春風夏雨」ともいいます。丁寧な教えを受けたり援助されて心から感謝したいときに用いられます。

斉の宰相管仲は「そうありたいのだが、できないことだ」といっていますから、軽くは使えないようですが、夏休暇を利用して農村に支援にいく学生の運動をそういうようですから、休みを利用して東北の被災地にはいり、こつこつと復旧事業の手伝いをしている学生の活動は「夏雨雨人」といっていいでしょう。

8月夏雨といえば、広島、長崎の「黒い雨」が思い浮かびます。直後の雨による放射能被曝は福島へも継続している問題です。

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堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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