東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

  • 2012年11月14日(水)
  • 自然

「楽天知命」(らくてんちめい)

 「天」は自然のすがたで、「楽天」は自然のすがたに素直にしたがうこと。「命」は生きる筋道で、「知命」は生きる筋道を知ること。自然のうちに見えてくる良き筋道に率直にしたがって生きることが「楽天知命」(『周易「系辞上」』など)です。
 後漢を興した光武帝劉秀(りゅうしゅう)は、晩年を「楽此不疲」(これを楽しんで疲れず)として過ごしました。はたから見るとたいへんな事業でも、当人が愛好してすることであれば疲れないということ。なすべき道を知った人の「楽天知命」のすがたです。よく磨きあげた鏡は何度使っても損なわれることがないというのが「明鏡不疲」(明鏡は疲れず)です。磨かれた叡知をもつ優れた師匠や先輩はどしどし使おうというところ。
 楽天的というのは、作為にとらわれずに自然のままに過ごすこと。とはいえプロ野球の試合ともなればそれだけでは勝てないようです。
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堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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