東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

「一塵不染」(いちじんふせん)

「一塵不染」(馮夢龍『喩世明言』など)は仏教で欲念を払う修行のことばから。官人として清廉であること、品格に汚点がなく高尚なこと。環境が清潔であることやものがきれいことなどにも広く用いられています。

「政冷経冷」とまでいわれながらも、中国からの観光客は回復しています。東京は浅草寺、天空樹(スカイツリー)、秋葉原、銀座。富士山は忍野八海、五合目ツアー。京都は清水寺、祇園。大阪は大阪城、心斎橋、道頓堀など。そして食はスシと日本ラーメン。伝統と現代をあわせ楽しんでいます。秋には紅葉が加わって7日2000元(3万円余)は安いです。観光客が一様に驚いたのは、公園やトイレなど公共施設が「一塵不染」なこと。その清掃員に中国人アルバイトがいることでした。

格差の広がった中国で、民衆の模範である公務員は勤倹節約、克己奉公につとめて「一塵不染」が求められていますが、生活での規律の緩みは深刻のようです。

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堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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