東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

「日理万機」(にちりばんき)

 日ごと一万件の事務を処理することが「日理万機」(余継登『典故紀聞「三」』など)で、政務が繁忙である国家リーダーに対する敬意と慰労をこめた褒めことばです。近くは周恩来首相がその対象になっていました。反羲語は「無所事事」。

 繁忙といっても閑を偸んで映画やテレビ番組をみて息抜きはしているようです。毛沢東、習近平主席はアメリカ映画ですが、温家宝元首相は日本映画をみています。中国公開の最初の外国映画となった「追捕(君よ憤怒の河を渉れ)」(高倉健・中野好子主演)から「三丁目の夕日」や「入殮師(おくりびと)」までみています。戦後日本の大衆の暮らしや共有する死生観を映画から理解しています。

世界一の「日理万機」の人といえば米国オバマ大統領でしょうか。ゴルフと家族旅行と休暇での息抜きが、歴史上もっとも豪華で高価な大統領であるということで、国家リーダーの「日理万機」の違いとして指摘されています。

webサイトはこちら

堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< September 2019 >>