東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

「優哉遊哉」(ゆうさいゆうさい)

「優哉遊哉」(『詩経「小雅」』など)は、何ものにも煩わされず、悠々自適であることをいいます。日々をおだやかに迎えて一年を過ごすことを「優遊卒歳」といいます。後漢を興した劉秀に、皇太子の荘が勤労の過ぎるのをみて「優遊自寧」を求めています。「優遊」はあくせく暮らす自らのありようを省みて、悠々であること、のんびりした生活を楽しむために、心に留めることばとしていいことばです。

さて日々しごとに追われている現代人は、どんなときにこのことばの意味合いを感じているのでしょう。「遊」に引かれてやはり旅行のようです。北欧にいってオーロラをみる。寒山寺へいって除夜の鐘をつく。トコトコ列車に乗って山間を走って放牧のようすを眺める。筏で川下りをする。キャンピングカーで家族で自在な旅をする。はては高層マンションの最上階に住んで下界を見下ろして暮らす。

なんともあわただしい「優哉遊哉」の情景です。

webサイトはこちら

堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< September 2019 >>