東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

「忍辱負重」(にんじょく(にく)ふじゅう)

 俳優の高倉健さんが11月10日に亡くなりました。中国では文革のあと最初の外国映画となった「君よ憤怒の河を渉れ」(中国名「追捕」)の主演者として知られ、主人公の検事が着たコートは半月で10万着も売れたといいます。その後、「幸福の黄色いハンカチ」(「幸福的黄手帕」)や「遥かなる山の呼び声」(「遠山的呼喚」)があり、2005年には中国の張芸謀監督による合作「単騎、千里を走る」(「千里走単騎」)が撮影されています。張監督は、その公開にあたって、高倉さんは眼ではなく心で泣く(心在哭泣)演技者だったと紹介しています。

離世に当たっての「往く道は精進にして、忍びて終わり悔いなし」は、数多く演じた「忍辱負重」(辱めを忍んで重責を担う。『三国志・呉書「陸遜伝」』など)を思わせます。「不器用ですから・・どうぞお幸せに」(コマーシャル)といって去っていく姿を残して。健さん、天堂でどうぞお幸せに(幸福開心)。享年83歳でした。

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堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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