東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

  • 2014年12月03日(水)
  • 自然

「五光十色」(ごこうじっしょく)

 南朝梁の江淹の「五光十色」(「麗色賦」から)は、初見の麗人の姿を、あたかも崖から彩雲が輝いて湧いて出たよう・・と描写したものですが、五と十の数字を合わせ用いることで、存在の鮮やかさ豊かさを巧みに伝えています。目を奪う情景です。

国際映画祭の開幕式に、レッドカーペットの上を色とりどりの衣装で次々に通過する女優たちは「五光十色」に輝いています。
 
山の木々の葉が明るい日差しを浴びてさまざまな色に染まった「秋山如粧」のようすは、目を奪う「五光十色」の風景というにふさわしい。都市水辺の夜景はいうまでもありません。上海の黄浦江両岸はその代表でしょうが、広西チワン族自治区の南寧(体操の内村航平選手が個人男子総合で5連覇をはたした第45回世界体操選手権の開催地)の南湖では「五光十色慶佳節」で祝ってくれました。
もちろんモノばかりでなく、心の輝きの表現にも用いられます。
 

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堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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