東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

「手舞足踏」(しゅぶそくとう)

 両手で舞いながら足を踏みならし跳びはねる。歓喜の極まったようすを「手舞足踏」(『詩経「周南・関雎」』など)といいます。時には興奮のあまり狂態に近い姿を示すこともあります。『水滸伝「三九」』で、宋江が狂蕩の思いにかられて「手舞足踏」し、筆をとって「西江月」の詞を白壁に書きつける場面などはその極みでしょう。

身近な例では、よさこい連とか、スペイン舞踊とか、はたまたEXILEを思う人もいるでしょう。親しいのは桜花の下で催す酔余のはての舞い踊り。女子バレーボールで接戦の末に勝利した瞬間のコートの舞、サッカーでむずかしいゴールを決めた歓喜の瞬間は、さまざまな「手舞足踏」をつくり出しています。

心のうちの静かな表現にもなります。微妙なところでは、「リムパック」(環太平洋合同演習)に今年初めて中国海軍が参加して、船上でお互いの軍官が歓迎しあうようすにもそれが垣間見えました。 

webサイトはこちら

堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< September 2019 >>