東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

  • 2015年02月11日(水)
  • 自然

「春華秋実」(しゅんかしゅうじつ)

 春には花が咲き、秋には実が熟れる。「春華秋実」(『顔氏家訓「三巻・勉学」』など)は成長と成熟の経過を示しています。自然にといいますが、いい実にするために植物だって必死に務めているのです。人事にも「春生夏長、秋収冬蔵」がいわれて、司馬遷は『史記「太子公自序」』に天道の四時への順逆の必要を説いています。

学問・芸術・事業のはじめに当たって、必ずやってくる秋での結実は平素からの努力のたまものであることが強調されます。そして成果の秋には、芸術分野では「春華秋実展覧(展演)」がみられ、事業では創設何周年かの「春華秋実」がいわれます。

日中の文化交流でも「一衣帯水」とともによく用いられます。友好都市では明石市が無錫市から友好記念として「春華秋実」旗(2001年の20周年)を贈られています。民間の投資・貿易による秋実はなお先のことで、務めなければ時だけが流れて成果のない「春来秋去」や「春生秋殺」ということになります。



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堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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