東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

  • 2015年05月06日(水)
  • 動物

「鶯歌燕舞」(おうかえんぶ)

 ウグイスのさえずりとツバメの舞いは、生きものが新たに生まれ育つ春の温潤な陽気を代表する情景です。唐の劉長卿は「鶯啼燕語報新年」(賦得 題作春思)とツバメの鳴き声のほうを聞いていますが、宋の蘇軾は「燕舞鶯啼春日長」(東玻集・七)とツバメの舞いを見ています。春の色鮮やかな「桃紅柳緑」には煙雨もまたよしで、桃紅に鶯、柳緑に燕は、詩情画意が動く風景です。

中国革命の建設期に「鶯歌燕舞」は勃興する明るい景象として詠われています。毛沢東主席の「水調歌頭 重上井岡山」詞にも38年ぶりに訪れた井岡山で、変わらぬ実景として「到処鶯歌燕舞」と出合っています。時代かわって習近平主席は、党幹部の民主生活のありようについて、鶯歌燕舞的であることに自省を促しています。

武漢出身の黄鶯黄燕さんという双子姉妹が留学生として来日し、NHKの中国語放送や古筝のデュエットで活躍して、「鶯歌燕舞」で人気になりました。

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堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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