東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

「失道寡助」(しつどうかじょ) 

 道義にかなえば必ず多くの人びとの支援が得られ、道義にそむけば孤立無援になってしまうというのが、「得道多助、失道寡助」(『孟子「公孫丑下」』から)です。『孟子』には対句として記されておりますが、ここでは孤立することが懸念されるほうから取り上げてみます。

いま中国で「得道多助」として論じられていることに、中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB・亜洲基礎設施投資銀行)構想があります。「摩肩接踵」するようにして57か国まで創設国が増えました。将来は利益を分け合ってお互いに発展していこうというのが「得道多助」の理由です。とすると、参加を見合わせている日米は「失道寡助」として孤立することになります。安倍首相のアメリカでの「日米戦争」に対する「痛切な反省」と「日米の絆」演説は過剰といえる歓迎ぶりとなりましたが、両国の孤立が憂慮される光景でもあるのです。

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堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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