東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

  • 2015年05月20日(水)
  • 植物

「良禽択木」(りょうきんたくぼく)

 トリは良い木を択んで住みつき巣をいとなみますが、ここは良いトリは木を択ぶ「良禽択木」(『三国演義「一四」』など)ということで、賢能な人物は英明な君主を択んでつかえて大業をなすという意味合いで用いられています。後漢の創成期に光武帝劉秀につかえて名将として活躍した馬援は、「君が臣を択ぶ世ではありません、臣もまた君を択ぶ世なのです」といって逆指名して木を択んでいます。

木の側からは、優れた人材を得たい企業が人材を確保するにあたって良木であることを広報するときや不動産の広告にも見られます。このトリと木の関係は、名実ともにそなわったサッカー選手の移籍がわかりやすい例でしょう

これから求められる「良禽」としての条件というのは、マネジメント能力、外国語でのコミュニケーション能力、専門分野でのプロフェショナル能力だといいます。この国で、奇に出て笑いをとるエンタメ能力が優先するのとは異なるようです。

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堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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