東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

「正本清源」(せいほんせいげん) 

 根源までさかのぼって問題を解決することを「正本清源」(『晋書「武帝紀」』など)といいます。「正本遡源」ともいいます。製品の品質が規格に合わないこと、薬品の成分表示、財政規律、精神的な腐敗など、問題が指摘されるさまざまな場面でよく用いられます。歴史の真相を究明することにもいわれて、50巻からなる『極東国際軍事裁判証拠文献集成』の発刊によって、4000件余の証拠が明かされ、日本の侵略・罪行に対する「正本清源」の研究が可能になったというふうにも使われています。

清源といわれれると、中国の伝統文化である囲碁を広めて、日本で「昭和の棋聖」と称され、本国でも知名であった呉清源さんが偲ばれます。お名前と人柄はこの成語を想起させました。昨年11月、100歳で亡くなり深く哀悼されています。

韓国では恒例の「新年希望の四字熟語」2015年に、この四字熟語が選ばれています。偽善と無責任からさよならしようというのが選んだ教授たちの理由です。

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堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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