東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

  • 2015年07月01日(水)
  • 自然

「高山流水」(こうざんりゅうすい)

 このおおらかな風物の四字熟語は、実景ではなく、とくに優れた古楽器演奏やかけがえのない友人をたたえる比として用いられています。先に記した「弦外之音」で、琴の名手だった伯牙が自分の曲想を深く理解してくれていた鐘子期が離世したと聞いたあと、琴を弾じなかったという故事「破琴絶弦」(『呂氏春秋「本味」』から)をみんながよく知っていて、「高山流水」(『列子「湯問」』から)は聞いて快いほめことばとして使われています。

筝(十三弦・有柱)と琴(七弦・無柱)との違いはそれとして、古琴十大名曲のひとつ「高山流水」が双方で演奏されています。琴筝の70%を制作している揚州市は、ことし4月「万花節」に合わせて歴史文化街区「古琴第一街」を開設しました。一方、古跡として「古琴台」(伯牙台)が残る武漢市では、「破琴」の物語「高山流水」の映画化を発表し、この8月にクランクインするといいます。




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堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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