東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

  • 2015年09月02日(水)
  • 自然

「逆水行舟」(ぎゃくすいこうしゅう)

 水流の方向に逆らって舟が行くこと。したがって努力しつづけなければ流れに従って後退してしまうことになります。「逆水行舟、不進則退」(梁啓超『飲冰室文集「二九」』など)として事業でも学問でも活動でもよく用いられます。

中国経済の下降状況を迎えて、李克強首相も国務院の重要会議などで、下行圧力のなかでの改革と発展は「逆水行舟、不進則退」にあると繰り返し訴えて、各界の奮起を促しています。

学問も日ごろ努めないと止まってしまうどころか後退してしまうことでは同じです。宋の欧陽修は、「学書は急流を遡るようなもので、気力を尽くしたところでもとのところ(故処)から離れない」(『欧陽文忠公集「試筆」』から)といって嘆いています。大学者ともなれば努めても先に進んだ実感がなかったのでしょう。学問の場合は強いて勉める(勉強)ことで後退しないですむことになります。

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堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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