東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

「就地取材」(しゅうちしゅざい)

 外部の力に頼ることなく、必要とする素材や人材を現地で調達することを「就地取材」(李漁『笠翁偶集「三・手足」』など)といいます。最近よくいわれる地産地消はそれに当たるでしょう。全国の津々浦々(中国では五湖四海)どこででも可能であるところに意味合いがあります。ですからよく使われる四字熟語のひとつです。

途上国に進出した日本企業が、現地で最良の素材や人材を得てうまくしごとができているのは、本国で消費者の利益のために品質のよい製品(モノ)を提供することに努めてきた品格の優れた企業人(ヒト)が、現地で信頼をえているからに相違ありません。それこそ最良の輸出品です。新聞記者の場合には出張した現地(取材先)で意に適った伴侶を得ることにもいわれます。華道の師範が訪れた地の草花を素材にしてみごとな作品に仕立てるのがわかりやすい例といえます。スポーツの国際大会で、本番前に現地入りして練習試合をしたり情報を得ることも「就地取材」です。

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堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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