東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

「無的放矢」(むてきほうし)

 明確なマトに向かって矢を放つ「有的放矢」でも的中するのはむずかしいのに、見定めがつかないままの「無的放矢」(梁啓超『中日交渉滙評』など)では目標を達することなどありえないという場面で用いられます。

経済動向の見定めのむずかしいことは、しっかりデータ分析をした「有的放矢」であっても、百人百様の推測があることや株価変動での大衆投資家の一喜一憂の姿からも知られます。中国経済の減速、株価の暴落があって、李克強首相の発言が注目されましたが、「有的放矢」としての判断は、微調整の局面であるということでした。

さて日本経済のほうですが、安倍首相が「新三本の矢」として、希望を生み出す強い経済(GDP600兆円)、夢を紡ぐ子育て支援(出生率1.8)、安心につながる社会保障(介護離職ゼロ)を放っても、デフレ脱却の成果がえられないのでは「無的放矢」どころか、「無的放言」といわれても仕方ありません。

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堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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