東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

「量体裁衣」(りょうたいさいい)

 体の大小長短をよくはかって衣装をこしらえるという意味から、実情にあわせて的確にことをおこなうことを「量体裁衣」(毛沢東「反対党八股」など)といいます。毛主席の好みのことばだったようで、情形をよく判断して行動する必要があることで「看菜吃飯、量体裁衣」を引いています。古くは「食」と「衣」のふたつが合わさって「量腹而食、度身而裁」(『墨子「魯問」』など)といわれて、王侯がみずから節制に努める意としていました。後には「裁衣」にあたっての「量体」の意で用いられ、測る対象に応じて「量体裁情」や「量体裁薬」としても使われまず。

身体障害者の方の体にあわせた補助器具づくりやファッションデザイナーの衣装づくりが実情を示しています。子どもたちの体形にあわせた通学用かばん(書包)も「量体裁衣」のひとつ。日本製ランドセルは丈夫で機能的ですが、画一的なことと高価なこともあって、中国ではもっと軽く柔らかい素材のものが好まれているようです。




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堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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