東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

  • 2016年02月10日(水)
  • 自然

「吉星高照」(きっせいこうしょう)

「春節」(新月、ことしは2月8日)を祝うあいさつのなかに、「吉祥如意」とともに「吉星高照」(姚雪垠『李自成「三巻」』など)があります。まったく月の現われない夜、冴えかえった冬空に輝く三つの星を吉星(福禄寿)と呼んで、これから始まる一年の豊作と長寿(と子宝?)への願いを懸けた古人の思いには納得です。

冬空に輝く三つの星といってもオリオン座の三つ星や冬の大三角形の星ではないようです。全天で最も明るい「狼星」(シリウス)ははいるでしょう。「狼より地に近くに大星があって、これを南極老人星という。良く見えれば治安、見えないと兵乱が起きる」(『史記「天官書」』から)とされています。この日本から見えづらい全天で二番目に明るい「南極老人星」(カノープス)には健康な長寿を祈ったようです。

そんな古人の思いとは関わりなく、春節休暇(7日〜13日)を利用した中国からの観光客は東京都心で買い物(爆買い)を楽しんでいるようです。

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堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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