東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

  • 2016年06月01日(水)
  • 植物

「独木難支」(どくぼくなんし)

 個人的にはどんなにすぐれた能力をもつ人であっても、当面する時代の趨勢や難局に個人では対応しきれないことを「独木難支」(許仲琳『封神演義「九三回」』など)といいます。国はもちろんのこと企業や組織などでも、個人では局面をいかんともしがたい場面があって、とくに企業の場合は倒産の危機を「独木支え難し」といって経営者は退く理由とします。ですから能力を大きく超える事業への参画を求められて対応に苦慮するようなときには、「独木難支」といって控える場合に用いられることになります。大きな建物が崩れようとする時、一本の木では支えられないという意味合いで「一木難支」ともいいます。
「独樹一幟」は、他にまぎれずに自立している樹木のように一家一派をなしているようすにいうことばですし、「独具慧眼」となると他に求められない独特の見解をもつことの形容で、どちらも「独」にかんするカッコいい誉めことばです。
 
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堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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