東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

  • 2013年01月02日(水)
  • 動物

「筆走龍蛇」(ひつそうりょうだ)

 おだやかに迎える年初の行事といえば、元旦の初詣、2日の書き初め。書は知識と技能の芸術ですから奥が深く、とくに草書の筆勢の洒脱で非凡なことを「筆走龍蛇」(李白「草書歌行」など)といいます。ことしの干支は癸巳(みずのと・み)。まずは龍蛇走るといった筆勢で、「筆走龍蛇」を書いてみてください。

「一龍一蛇」は顕れたり隠れたりすること。「蛇欲吞象」は蛇が象を呑みこもうと思うことで貪欲であること。「蛇行斗折」は蛇行して延びたり北斗七星のように曲折すること。蛇は形状の異様さや有毒であることで親和性にとぼしく、十二支の「巳」は、年賀状の賀辞や縁起図としての表現に工夫がいるところです。

「筆走」には金石に刻んできた中国の書と帖紙から始まった日本の書には美意識に違いがあるようです。両国の子どもの書を合わせ見ると、その特徴がわかります。

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堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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