東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

  • 2016年09月21日(水)
  • 植物

「錦上添花」(きんじょうてんか)

「錦」は絹糸を色染めして織った織物の総称で、美しく鮮やかなものを例えていいます。空には錦雲が浮かび、池には錦鯉が泳ぎ、さらに相撲取りの醜名(しこな)にもよく見かけます。花を添えた「桜錦」という名はことに美しい。プロテニスの錦織(にしこり)圭選手もまた華麗です。

「錦上に花を添える」(黄庭堅『豫章文集「了了庵頌」』など)は、美しい錦織の上にさらに美しい花たとえば牡丹などの刺繍を添えることをいいます。お祝いの宴で晴れやかに歌を歌ったり、美酒を献じたり、麗人が花束を捧げる、そんな美の上にさらに美を添える演出が「錦上添花」です。

「衣錦還郷」(錦を衣て郷へ還る。『梁書「劉慶遠伝」』など)となると、中央での栄達という錦で身を飾って故郷へ帰ること。古来から男子はこの錦を最良のものとし、芸術家ならみずからの作品を寄贈するなどして「錦上添花」が成立します。

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堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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