- 2017年01月04日(水)
- 動物
「鳳鳴朝陽」(ほうめいちょうよう)
2017年は丁酉(ひのととり)年ですから、トリにちなむ四字熟語をはじめにトリあげておきましょう。年初に明るい希望を与えてくれるのは、やはり伝説のオオトリ(鵬・鳳凰・鴻)にちなむものでしょう。すでに「鵬程万里」(2013・7・31)は飛び立ちましたから、ここでは「凰鳴朝陽」(『詩経「大雅・巻阿」』など)でしょうか。鳳凰が初日の出のときに優美に飛翔して鳴くことがあれば、天下太平の吉兆とされます。それはまた賢者が時宜を得て、正義の抱負を展開することにいわれます。
鳳は雄で凰が雌、ともに飛ぶ「鳳凰于飛」は夫婦相愛の姿とされて、婚礼の折りに家庭和睦の祝辞に用いられます。したがって「鳳鳥不至」(『論語「子罕篇」』から)となると、政治が乱れて希望のない世の中の例に。また「鳳起雲湧」は改革期に堂々と大義を論じること。湖南省出の楊度(ようたく)が日本留学(法政大学)時に創作した「湖南少年歌」は多くの愛国青年を鼓舞したことで、梁啓超が「鳳起雲湧」と称えています。
鳳は雄で凰が雌、ともに飛ぶ「鳳凰于飛」は夫婦相愛の姿とされて、婚礼の折りに家庭和睦の祝辞に用いられます。したがって「鳳鳥不至」(『論語「子罕篇」』から)となると、政治が乱れて希望のない世の中の例に。また「鳳起雲湧」は改革期に堂々と大義を論じること。湖南省出の楊度(ようたく)が日本留学(法政大学)時に創作した「湖南少年歌」は多くの愛国青年を鼓舞したことで、梁啓超が「鳳起雲湧」と称えています。