東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

  • 2017年01月25日(水)
  • 自然

「臘尽春回」(ろうじんしゅんかい)

「臘」は臘月で農暦最後の十二月のこと。寒冷な冬の季節が終わって温暖な春の季節がまた回ってくることが「臘尽春回」(孫道絢「菩薩蛮・梅」など)です。春節(ことしは1月28日)の祝いことばのひとつ。梅が咲き初めたり、氷雪が融けだしたり。佳節の訪れを思わせます。「それがなんで好(ハオ)なんですか、ただ浮生に一年を添えるだけじゃないか」(王炎)という声もありますが。

 温暖な春に回ってくれればいいのですが、「臘尽冬残」となるとなお厳しさがつづくことになります。さらには春など訪れずに骨を刺すような「臘寒風」のなかで暮らす人びと。貧困戸を少しでも支援をしようという慰問活動が春節を前に各地各所でおこなわれています。李克強首相は今年は雲南の山奥の貧困な小村をたずねて車座になって村民の話に耳を傾け激励し、お正月用品を届けて回っています。 

 臘梅は寒と闘いつつ花開く屈強な姿が愛でられて歴代の詩人に詠われています。

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堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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