東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

「左道傍門」(さどうぼうもん)

 左は邪で正統でない流派が左道、傍は不正で正当でない体系が傍門、そこで「左道傍門」(『封神演義「七二回」』など)は、正統派でない宗派や学術の流派、正常でないものごとについていいます。古くから「左道をとれば政を乱す」(『礼記「王制」』)といわれ、傍門八十、左道三千といいますから、本家本元でないもの(太極拳では本系本元)がいかに多いかが分かります。
 おもしろいのは左道や傍門のほうなのでドラマや小説になっていますし、「左道書法」や「左道茶具」などには独特の味わいを感じます。「左道財神」なら蓄財の奥義を教えてくれそうです。中道正統派からは、非主流の左派は「左道傍門」で右派は「邪道歪門」という評も現われます。「左道傍門」については、リオ・オリンピックで示されたブラジル人の陽気な「いい加減さ文化」を思いあわせていただくと分かりやすいでしょう。
 アメリカの対中戦略の「左道傍門」となるといい加減とはいえませんが。
 
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堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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