東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

  • 2017年06月14日(水)
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「水性楊花」(すいせいようか)

「水性楊花」は水面に浮いて、根も葉もなく、一本の茎からひとつひとつ小さな白い花を咲かせます。有名なのは四川・雲南省境にある草海とよばれる濾沽湖(淡水湖)の水性楊花。これを素材にした料理が「水性楊花」で、花と茎を食べます。
 そこで、水のように柔軟で、愛らしくて嬌艶で、だれに頼ることもなく、おのずから軽浮な女性を「水性楊花」(曹雪芹『紅楼夢「九二回」』など)と呼びます。女性角色(キャラクター)としては、梁山泊の面々が話題になる『水滸伝』(うち『金瓶梅』)の潘金蓮。ドラマ化にあたってのキャスティングで、当時新人だった甘婷婷が抜擢されて演じました。
 このコーナーには荷が余りますが、濾沽湖畔の小村出身でモデルで作家の楊二車娜姆(名は宝石仙女の意)がいます。四川自治州歌舞団から上海音楽学院に、さらに中央民族歌舞団へと進んだあと、天安門事件を契機にアメリカ人と結婚して出国、のち離婚してイタリアでモデルに。「水性楊花」どころか多彩で濃密な活躍をしています。
 

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堀内正範氏

日本丈人の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈人の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈人の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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