東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

  • 2017年07月12日(水)
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「挙止不凡」(きょしふぼん)

 挙動が平凡でないこと。立ち居ふるまいが時に脱俗であったり時に高雅であることを「挙止不凡」(『虹楼夢「七回」』など)といいます。
 偽善が横行する魏の末期に、司馬氏の専権に抗して奔放に生きた竹林七賢が「挙止不凡」の例としてあげられます。政治に関わりながら脱俗の境地を好み、文学を愛し酒や琴を嗜み清談をし、「金蘭之契」を楽しんだ文人たち。なかでも阮籍と嵆康双璧といわれます。俗物に対しては「白眼視」で迎えた阮籍。讒言で有罪となった友人を弁護して言論放蕩の罪を負い、名曲「広陵散」を弾き、刑死に臨んだ風器非常の人嵆康。

 近い意味合いで、一般と性格や行動が異なること、事物が際立った特色を備えていることを「与衆不同」(『白居易「為宰相謝官表」』など)といいます。こちらもよく用いられています。「与衆不同」の事物では、長距離を自在に走りまわる車としてクルーザー(酷路沢)が注目され、なかでも「トヨタランドクルーザー4600」が人気になっています。

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堀内正範氏

日本丈人の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈人の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈人の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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