東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

  • 2017年08月02日(水)
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「曳尾塗中」(えいびとちゅう)

『荘子』から前回は「木雁之間」「甘泉先竭」「直木先伐」(山木篇)を取り上げましたが、もっとも荘子らしい成語がこの「曳尾塗中」(秋水篇)です。宋国の蒙(河南省商丘近く)にいた荘子は、南の新興国楚の王から招請を受けます。釣りをしていた荘子は、遣いの者に、楚の宮殿には長寿の形見としてカメが収蔵されているようだが、どろの中を自由に這いまわるカメとどっちが幸せかねといって断ります。荘子らしいエピソードです。
『老子』と比べると少ないですが、本稿でも『荘子』から「邯鄲学歩」(秋水篇2013417)、「鵬程万里」(逍遥遊篇2013731)、「心服口服」(寓言篇2015722)、「空谷跫然」(徐無鬼篇201767)などを取り上げています。
 荘子にちなむ四字熟語としては、「害群之馬」「学冨五車」「甘拝下風」「涸轍之鮒」「井底之蛙」「淡水之交」「朝三暮四」「沈魚落雁」「呑舟之魚」「白駒過隙」「尾生之信」などが知られます。この夏は『荘子』にかかわるいくつかをご紹介いたします。
 

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堀内正範氏

日本丈人の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈人の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈人の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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