東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

  • 2017年12月27日(水)
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「安歩当車」(あんぽとうしゃ) 

「安歩」はゆっくりと歩行すること、「当車」は車で行くのに相当するということ。古代の貴族は外出にあたって車を用いましたが、貧賎の者はそれができずに”従容として歩く”ことで負け惜しみとともにその楽しみを享受しました。「安歩当車」(『戦国策「斉策四」』など)は貧富にかかわりなく移動はゆっくり歩くことが最良であることを自得したことばです。「緩歩代車」ともいいます。車が変わっても「安歩当車」に変わりがありません。
 マイカーを自粛して公共交通機関を利用しようというのが日本の「ノーカーデー」です。フランスで始まって、いまやEUの支援プロジェクトとしてヨーロッパ各都市が参加するのが、9月22日の「カーフリーデー」(世界無車日)。大気汚染や交通渋滞でガソリン車への批判が高まるなかで、その日一日の移動を歩行・自転車・公共交通機関に限ってクルマ社会を見直そうというもの。EV(電気自動車)化対策も急ですが、部品3万個といわれる自動車産業への影響を考えると日本経済への影響は測り知れません。
 

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堀内正範氏

日本丈人の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈人の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈人の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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