東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

  • 2018年02月21日(水)
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「雪上加霜」(せつじょうかそう)

 いまは災難の上に災難が重なることの比喩として「雪上加霜」はよく用いられます。平昌冬季オリンピックで食中毒(ノロウイルス)が起きたり、ロシア選手にドーピング疑惑が生じたりで、「雪上加霜」といったところです。禅宗語録には「頭上著頭、雪上加霜」(釈道原『景徳伝灯録「一九巻」』から)とあって重複が多い意味でいわれています。
 子どもの将来のためにさまざまな援助をして「雪中送炭」(2016・1・20)につとめる両親の暮らしぶりは「雪上加霜」にならざるをえません。
 上海の季風書園の閉店についても「雪上加霜」がいわれました。上海図書館地下の租借の継続ができず、といって上海の他の高価格の場所での営業はむりということで閉店をきめたもの。1月31日、改革開放後の多様な立場をみとめてきた「自由」の場の消失を惜しむ読者が集まりました。施設側が地下の設備補修を実施したため館内は停電、人びとは暗闇の中でろうそくを点し、本を読み、歌を歌って、自由に過ごしました。

 

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堀内正範氏

日本丈人の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈人の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈人の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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