東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

  • 2018年05月16日(水)
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「有声有色」(ゆうせいゆうしょく)

 声色(こわいろ)に生彩があるとともに表現に精彩があることに「有声有色」汪藻『浮溪集一八「翠微堂記」』など)がいわれます。舞台や講演や文章表現などが生動・風雅・強記博聞であることでも。白楽天の「長恨歌」では楊貴妃の悲恋に「有声有情」となりますし、乱世にもてあそばれる文姫の物語では「有声有泪」になります。
 一般には「世界野生動植物日」(3月3日)に虎豹などの保護をするといった特別な活動もありますが、子どもの安全教育や夏休みの課外活動といった有意義で精彩のある活動などにもいいます。演唱会を華やかに彩る美人歌手レディーガガ(女神卡卡)や「春暖花開」を歌う伊能静(台湾)なら「絵声絵色」となります。反義語は「無声無息」。
 日本料理の素材の持ち味を生かして際立たせる調理法は「有声有色」です。いま寿司ネタでは金槍魚(マグロ)に三文魚(サーモン。江戸前では寄生虫がいて中るサケを避けていました)が双璧です。「無声有色(食)」といったところ。
 

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堀内正範氏

日本丈人の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈人の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈人の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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