東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

  • 2019年01月02日(水)
  • -

「頂天立地」(ちょうてんりっち)

 頭上は遮るものもない青天、両脚でしっかりと大地を踏まえて立つ姿が「頂天立地」(釈普済『五灯会元「巻五六」』など)です。時代の潮流にあらがっても堂堂正正と大業をなしとげようとする気概非凡な人物にいいます。郭沫若は『屈原「第三幕」」』で楚国の棟梁であり「頂天立地」の柱石である屈原の姿を描いています。
 建造物ならデザインに古代の胴細な酒器である尊の形をとりいれて北京一の高さをめざすシティック・タワー(中国尊が名称。528m)でしょうか。わが国の長寿堅強のシンボルであり、八〇歳でエベレスト頂上に立ち、いま八五歳で南米最高峰アコンカグア(6961m)に挑む三浦雄一郎さんの姿に通じます。スポーツなら世界一を、ものづくりなら品質随一をめざすことに。わが途をゆき天下に愧じないことからテレビドラマや歌詞のタイトルにもなっています。天と地の間に人が入って地にふんばり天を押し上げる「立地嘉掘廚あって、こちらは死力を尽くして艱難のきわみに耐える人物をいいます。
 

webサイトはこちら

堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< January 2019 >>