東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

  • 2019年01月09日(水)
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「有志竟成」(ゆうしきょうせい)

「有志竟成」(『後漢書「耿弇伝」』から)は、昨年ノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶佑京都大学特別教授を支えつづけた座右の銘で、本庶さんは「志をしっかりしていればいつかは実現できる」と解説し、色紙に書いてノーベル博物館に寄贈しています。
「有志者事竟成」は、後漢時代に難敵であった斉を平らげた耿弇(こうえん)を光武帝劉秀が称賛した名言として知られ、のちにその故事から志を堅持して努力しつづけることの重要性をいう四字熟語「有志竟成」になったもの。革命事業に十回失敗したといわれる孫文もこのことばに支えられ励まされたといいます。清華大学付属中学が順利(継続進展の標語)にしていますし、わが国の浜松市立北浜中学校が校訓としています。
 京都大学は「本庶佑有志基金」を設立。基金は同賞の賞金(約1億1500万円を共同受賞者と折半)を原資に、成果をがん治療薬とした製薬企業(オプジーボ、小野薬品)からの特許料収入なども充てて、若手研究者を長期にわたって支援します。

 

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堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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