- 2019年02月06日(水)
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「春満人間」(しゅんまんじんかん)
「春満人間」(曽恐『元豊類稿「班春亭」』など)は、生き生きとした春の気配が人びとの間に満ち溢れるようす。春の気が足りないうちは、「筆下春風」や「筆頭生花」や「筆底春風」でもりたてます。そうこうするうちに「春暖花香」の季節がやってくるのです。
今年の「春節」は2月5日で立春の翌日になりました。ですから3日の節分に恵方巻を食べ、4日の立春(除夕)には年夜飯を食べて「春晩」(CCTV春節聯歓晩会)を見て、餃子を食べて祝った国際派の人もいたでしょう。「亥(猪・ブタ)年」の春節に食品ロスの恵方巻を飼料としてたっぷり満喫した「春満猪間」の日本ブタたちもいたことでしょう。
「春節」は農暦の正月初一ですが、なお大気は春めいてはおりません。新月で月影はなく星明かりだけの夜をすごして、農民は新しい年に豊作を祈り、無病息災を祈り、家族そろって「吉祥如意」をねがってきたのです。七連休を利用し海外旅行に出る人も多く日本各地は人気スポットです。景気減速で消費に変化がみられるようですが。