東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

  • 2019年03月06日(水)
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「開源節流」 (かいげんせつりゅう)

 初めての超100兆円新年度予算案が衆議院を通過しました。健全な財政のためには、『荀子「富国篇」』の説く、明主は「養其和、節其流、開其源」から「開源節流」がいわれます。財源を開拓して収入を増し、支出を抑えて節約するというのは千古不易の富国のための要諦です。国家も企業も家庭も個人もそれぞれ「開源節流」に努めて事業や暮らしを安定させ、その上での協調「和」が平和な社会をつくっているのです。
 企業では、鴻海とシャープ(夏普)が連携するに当たって、鴻海側が力説して求めたのが「開源節流」でした。4年余のあいだ粘り強く協調しながら交渉をし大功を立てたのが戴正呉社長で、鴻海の「徳川家康」と呼ばれているようです。政府が1月から導入した「国際観光旅客税」は、出国時に1000円を徴収するもので、27年ぶりの新税。渡航条件をゆるくしておいて、「雁過抜毛」(『児女英雄伝「第三一回」』など)をねらった財源探しの「開源節流」ですが、日本政府はここまでやるのかという評も聞こえます
 

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堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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