東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

  • 2019年10月02日(水)
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「対酒当歌」(たいしゅとうか)

「酒に対せよ歌に当たれ、人生いくばくぞ」酒と歌をたたえ刹那の人生を謳歌しているのは、三国時代魏の英傑曹操「短歌行」から)です乱世を生き延びはしたものの、「何をもってか憂いを解かん、ただ杜康あるのみ」と詠って、憂愁を胸に秘め曹操は65洛陽で没しました。男児25、女性も英傑の人生を支えています。杜康は周王室に酒を献じて酒仙に封じられたという酒づくりの名人で「杜氏」の祖といわれます。魏王曹操の憂いを解いた「杜康酒」を田中角栄首相は知っていて、1972年の日中国交正常化交渉の折りに周恩来総理にその有無をたずねて話題となりました
 この夏、東京で「三国志展があり、墓所高陵発見された傷ついた頭蓋紹介(写真)されていましたが、事実による考古の成果はそれとして真実の曹操はそんな愚かな姿を見せるわけがありません。王都を見下ろす首陽山を墓所とし杜康酒一樽をかたわらに、発見と展示で騒ぐ21世紀の後人の営為をほくそえんでいるはずです。
 

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堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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