東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

  • 2020年01月29日(水)
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「班門弄斧」(はんもんろうふ)

 パリ万博から100年余の歴史をもつ「ミシュラン(米其林)ガイド」とはいえ数千年の食文化の伝統がある中国での三つ星評価(2016年)は「班門弄斧」という批判をあびました。中立公正な評価をした『上海指南』で上海餐庁が評価されなかったため
」というのは春秋時代の魯の優れた工匠公輸班(こうしゅはん)のこと。魯般ともいいますのちの戦国時代に城攻めに用た「魯般雲梯」(高ばしご)で知られ、後代には工匠の守護神とされました。「班門弄斧」(『欧陽文忠公書「与梅聖由兪書」』など)達人の目の前でおのれ知らず技芸をひけらかす行為にいいます。言説であれば「釈迦に説法」とでもいうところでしょうか。「班門に斧を弄」と引っ込みもならず失笑をかうことになります。技芸だけでなくどこででも広く用いられることばです。
 車では、乗車体験(2年前)で、上海製造の新君威が日本車の馬自達(MAZDA)の阿特茲(ATENZA)に比べて「班門弄斧」という報告もあります。

 

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堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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