東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

  • 2020年02月05日(水)
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「将心比心」(しょうしんひしん)

i  相手の心の有り様をおもんばかって、その心に触れるように言ったりやったりすることを「将心比心」(『朱熹「朱子語類」』など)といいます。よく用いられることばです。
 新型コロナウイルス感染症の事件では、日本でも水際作戦が強化されて中国系の人びとの往来に制限がかかりましたが、フィリピンでは法の決定は冷ややかでも国民は「将心比心」で心暖かくいきましょうという呼びかけがなされました。この四字熟語で。
 昨年8月に北京で行われた日中韓外相会議では、河野外相の出席が日韓の関係を和らげたことを王毅外相が評価して、日韓は「以心伝心」で互いの意向を交換しあい、中国は「将心比心」で参加して会議を成功させたと報告、三国首脳会議への道筋をつけた会議となりました。三外相には「以心伝心」はもちろん「将心比心」もこのままで理解できる四字熟語です。武器をかざして争わず、外交で平和裏に紛争を解決して成果をあげるには、この「将心比心」を座右に置いて交渉に当たるべきでしょう。
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堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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