東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

  • 2020年05月27日(水)
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「節外生枝」(せつがいせいし)

 春から夏へ。樹木は幹を太らせ枝葉を茂らせます。みずからの生きる都合で「節外に枝を生ず」(『鏡花縁「八八」』など)ということになります。そこで植木職人は不要な枝(徒長枝)をさっと切り落として樹形を整えます。もとからあった枝の節から新たな枝が生じる「節外生枝」は、問題の外にまた新たな問題を生じることに例えていいます。
 ここからが問題で、人間社会の場合には何が「節」であり何が「節外の枝」であるかの判断を同時代の人間がおこなうことになるからです。社会の動静の中で発展させるものと不要なものの判断をだれがするかで社会の態様も将来の樹形も変わるからです。「節」については「節用愛人」(『論語「学而」』から)が古くからいわれています。
 三歳馬の優駿を決める「ダービが近づきました。生まれて三年、牧場では群れを害する馬「害群馬」別項は飼い慣らすか除去せねばなりませんそのことから集団に危害をおよぼす汚職官僚など「害群馬」と呼ばれて除去が課題となります。
 

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堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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