東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

  • 2020年07月08日(水)
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「座無虚席」(ざむきょせき)

 座席に空きがないことが「座無虚席」(『晋書「王渾伝」』など)で、通常なら用意した座席が満員でよかったですむのですが、コロナウイルス感染が広がって飛沫感染を避けるために空席をもうける「座有虚席」が求められて意味合いが一変しました。
 大統領選キャンペーン大集会で「座無虚席」のはずだった2階席が埋まらず「寥寥無機」までいわれたトランプ大統領。独立記念日の前日7月3日にはサウスダコタのラシュモア山を訪れて歴代大統領の巨大彫刻を仰ぎ見て「英雄を絶対傷つけさせない」と演説、7500席の「座無虚席」の聴衆から総立ちの喝采を受けました。
 ウイルス感染を避けるため、「座らないで」や×印の張り紙で「虚席」を示したり、学校では生徒同士の机とイスを離したり、映画館やホールでは前後左右を空けて座ったり、ファミレスや飲食店ではイスの数を減らしたりテーブルをはさんで交互に座ったりと座席のパーティションに「座無虚席」へのさまざまな工夫をこらしているようです。

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堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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