東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

  • 2020年09月09日(水)
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「青出于藍」(せいしゅつうらん)

「青は藍より出でて藍より青し」はよく知られた成句です。「出藍」と略されて用いられています。藍を染料として染め上げた布がいっそう深く鮮やかな青色(正色)を呈することからで、だれもが美しい藍染めの実物をたいせつにして実感しています。
『荀子「勧学」』には「青取之于藍、而青于藍。冰(こおり)水為之、而寒于水」とあって「青藍冰水」と合わせて用いられてきましたが、のち「青出于藍」「冰寒于水」とそれぞれ単独に。「青出于藍」はとくに学生が老師を超えて優れた人物に育つことに、また後人が前人を超えて勝れた業績を残すことに期待がこめられています。新しい時代はそうした人びとのたゆまぬ努力が重ねられて進展してきたのです。
 近頃はどうでしょう。若者(成長力)と女性(多様性)は実力が追いつかないままに遇され若い女性はそれだけで際立っています。一方で「世代交代」を進めた政界では、「国難」に応ずる政策決定に先人(長老)から意見を聞くこともなくなりました。

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堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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