東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

  • 2013年09月25日(水)
  • 自然

「平分秋色」(へいぶんしゅうしょく)

 昼夜がちょうど二分される秋分のころの穏やかな景観が「平分秋色」(李朴「中秋」など)です。「平分」は収穫した成果を平等に分け合って得ることに通じます。丹精した農作物をみんなで収穫する秋であり、のちには農業だけではなく、商業上の利益や声望などを分け合って、一半を得ることにもいうようになりました。

先人の残したさまざまな遺産を収蔵する博物館同士が、お互いの優れた収蔵品を出し合って展覧会を催すのも「平分秋色」。またサッカー戦などで激しく勝利を争いながら引き分けた熱闘を讃えあうのも「平分秋色」。ちかごろは宴を盛り上げる白酒と葡萄酒の消費量が「平分秋色」になりつつあるといいます。

なにより平和の下での半世紀余り。わが国は先行して得た技術や人材や資金を投入して、アジア途上諸国の人びとの暮らしの近代化に貢献しています。アジア各地でその成果が共有されている姿は、わが国が誇っていい「平分秋色」の景観です。

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堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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