東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

  • 2013年10月16日(水)
  • 植物

「明日黄花」 (みょうにちこうか)

「明日」というのは、重陽節(旧暦9月9日・今年は10月13日)が過ぎたあとの日のこと。「黄花」は菊の花。重陽節には菊を観賞するならわしがあり、その日に合わせて花の盛りを迎えるよう栽培されます。ですから「明日黄花」(蘇軾「九日次韻王」など)は、節日を過ぎて人びとの関心が薄れたあとの菊の花のことで、遅れて盛りを迎える花の場合には「役たたず」ということになります。

普及のはじめは独占状態だった人気デジタル商品が売れなくなるのが「明日黄花」。女子バレーで日本が中国を破って金星を挙げると、中国は「昔日の影もなし」で、日本は「遅れて今更」という意味で、「明日黄花」の評を受けたりします。 

重陽節は中国では「老人節(敬老の日)」で、年老いた両親に会いにいきます。高齢化率1位の上海では10月の「敬老月」には敬老・愛老・助老といった「崇尚敬老」の行事が盛んです。気がつけばこの稿も節日をすぎており「明日黄花」でした。

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堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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