東京都新宿区の校正・校閲会社、円水社(えんすいしゃ)のブログ

「眉来眼去」(びらいがんきょ)

 眉をちょっと動かすほどの情報だけで眼で応えてくれるほどの間柄であること。恋人同士なら野暮ったいことばより「眉来眼去」(辛棄疾「満江紅」など)のほうが思いが伝わる。仲むつまじい夫婦の間なら「夫唱婦随」といったところでしょうか。なさぬ仲の美女貂蝉が、董卓の宴席で呂布との間で酒を酌みながら交わす「眉来眼去」(『三国演義「八回」』から)は隠微です。美女による「連環の計」として、『三国演義』の見せ場のひとつです。

女性の眉に魅力があるというので、眉筆のキャッチフレーズにもなります。眉峰から眉尾まで形と色で眉を画く技法と魅力が仔細に語られます。

美人だけではありません。国同士にだって「眉来眼去」があります。ロシアはウクライナとEUがそういう関係にあるというし、中国からはインドと日本が「眉来眼去」の間柄に見えるようです。

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堀内正範氏

日本丈風の会 代表
Web月刊「丈風」編集人

当社が永く校正で携わった、『知恵蔵』(朝日新聞社)の元編集長、朝日新聞社社友。
現在は「日本長寿社会」を推進する「日本丈風の会」を主宰し、アクティブ・シニアを応援している。 中国研究を基にした四字熟語への造詣も深く、時事を切り口に、新聞や書籍において解説を行なっている。
日本丈風の会ホームページにて、「現代シニア用語事典」も掲載。

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