- 2012年10月02日(火)
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五十音順索引
あ
「哀哀父母」子育ての労苦を知るころに父母はいない(2014年01月15日)
「哀感中年」友人とも別れたり哀感が心を傷つけたり(2018年07月25日)
「哀而不傷」哀切さを帯びた感情の表現は奥ゆかしい(2016年04月06日)
「愛莫能助」愛は溢れるほどにあっても助けられない(2014年09月24日)
「蛙鳴蝉噪」短い生命を知って生きることを謳歌する(2013年09月04日)
「安居楽業」安眠ができ楽しんでしごとができる幸せ(2018年08月08日)
「安歩当車」ゆったりと歩行することは車行にまさる(2017年12月27日)
「以訛伝訛」意図せずにあやまってものごとを伝える(2014年09月10日)
「一以貫之」一貫した態度でひとすじの道を歩むこと(2014年08月06日)
「一衣帯水」行き来に困難が想定される衣帯水(長江)(2018年04月11日)
「一琴一鶴」琴と白鶴だけを馬に積んで任地に向かう(2016年07月20日)
「一言九鼎」将相の一言は国家象徴の九鼎ほどに重い(2013年08月28日)
「一字一泪」文中の一字に感極まって涙する漢字の力(2015年01月28日)
「一字之師」一字をかえて優れた詩にしてくれた人物(2016年07月27日)
「一蛇呑象」蛇が象を呑む人間の際限ない貪欲の表現(2018年07月04日)
「一塵不染」仏教で欲念を払う修行。清廉であること(2014年10月29日)
「一諾千金」ひとたび約束したことは絶対に守ること(2018年01月03日)
「一目十行」一目しただけで十行書を読む速読の能力(2013年04月24日)
「一文不名」一文無しであること。一銭不名ともいう(2016年06月15日)
「一葉知秋」ひとひらの落葉をみて秋の深まりを知る(2012年11月21日)
「一陽復始」陰気が尽きて陽気が生じて春へとむかう(2012年12月19日)
「一落千丈」琴の音が高音から一気に低音に至ること(2016年04月20日)
「一波三折」王羲之の筆鋒から曲折起伏に富む展開に(2015年11月04日)
「一盤散沙」大皿の上に散らした砂のようにばらばら(2014年05月14日)
「一本万利」わずかな元手で大きな利潤を得ることに(2014年12月10日)
「飲食男女」節欲からいまは二人で食事するようすに(2017年03月08日)
「雨過天青」雨後に雲が切れて見る間に広がる青い空(2013年08月07日)
「曳尾塗中」カメのようにどろの中を這いまわる人生(2017年08月02日)
「掩耳盗鈴」盗もうとした鈴の音に自分の耳をふさぐ(2013年12月25日)
「円水礼賛」水は争わずにおだやかに大地をうるおす(2012年11月01日)
「鶯歌燕舞」生き物が春の温かな陽気を代表する情景(2015年05月06日)
「嗚呼哀哉」心底から湧く哀惜の情の極みを吐露する(2016年12月21日)
「温故知新」古例に学びながら現実の動勢も把握する(2016年02月17日)
「温文爾雅」世情におもねらない古淡で端正な生き方(2016年03月09日)
か
「害群之馬」牧場で群を害する馬は慣らすか除去する(2014年05月21日)
「夏雨雨人」夏の雨は人間に潤いをもたらすことから(2014年08月20日)
「花開無声」花やぎつつ静かなたたずまいを崩さない(2017年03月15日)
「可歌可泣」歌うべし泣くべし。歌は悲哀を解放する(2013年11月13日)
「花花公子」正業につかず遊んで過ごすプレイボーイ(2015年12月23日)
「各有千秋」人間それぞれ遠く久しい流伝があること(2013年10月09日)
「火樹銀花」灯光焔火で夜中明るい元宵節の夜の情景(2017年03月29日)
「刮骨療毒」毒を除くのに骨を削るほどに深刻な状態(2014年03月12日)
「画龍点睛」龍を画いたあと仕上げに瞳を入れること(2013年01月30日)
「寒花晩節」寒花のように節操を保って晩年を過ごす(2016年12月07日)
「眼花繚乱」事情が煩雑で眼の前の事象の判断に迷う(2017年05月31日)
「官官相護」悪い官吏同士がお互いをかばい合うこと(2015年02月25日)
「邯鄲学歩」邯鄲で都ぶりの歩き方を学ぼうとしたが(2013年04月17日)
「吉祥如意」多くの幸いごとが意のままになるように(2015年02月18日)
「吉星高照」冬空に輝く三つの星(福禄寿)に願いを(2016年02月10日)
「気呑山河」意気さかんにして山河も呑むほどの勢い(2012年11月28日)
「棋逢対手」好敵手に出会って龍虎相まみえることに(2017年06月21日)
「逆水行舟」水の流れに逆らって舟を進めて行くこと(2015年09月02日)
「旧雨新知」新旧の友人が一堂に会するにぎわいの場(2013年06月26日)
「窮猿投林」追い詰められて窮地におちいってしまう(2016年01月06日)
「牛角掛書」牛の角に書を掛けて道すがら学問に励む(2014年02月05日)
「急功近利」眼前の功を急いで利に近づくと失敗する(2018年05月09日)
「救死扶傷」瀕死の傷を負った人の救護に当たること(2016年11月30日)
「九十春光」春季三カ月九十日の暖かく心地よい期間(2014年03月19日)
「急中生智」緊急時に思いもよらなかった良策を得る(2015年09月09日)
「泣涕如雨」雨のような大粒の涙を落として離別する(2015年06月03日)
「急流勇退」なお期待されている時に果断に勇退する(2013年09月18日)
「虚位以待」賢人を得て充てるために席を空けて待つ(2015年09月23日)
「狂花病葉」大声で騒ぐか睡ってしまうかの酔余の態(2014年04月23日)
「強詞奪理」正論でないことを強いことばで押し通す(2014年07月23日)
「喬遷之喜」鳥が谷底から丘の喬木に遷るような喜び(2014年05月07日)
「胸有成竹」ことをなす前に胸中に結果が見えている(2013年09月11日)
「狭路相逢」狭い路でいやな相手に出くわしてしまう(2015年12月16日)
「挙棋不定」手にした将棋の駒の置き所が決まらない(2013年06月05日)
「挙止不凡」立ち居ふるまいが並みはずれていること(2017年07月12日)
「虚舟飄瓦」人為であっても人為といえないなりゆき(2017年09月06日)
「挙世無双」世に二つとないまれにして貴ぶべきもの(2015年03月18日)
「斤斤計較」庶民が小利や小事に細かくかかわること(2014年08月27日)
「噤若寒蝉」口をつぐんで自己保身にひたすらな官人(2018年04月04日)
「錦上添花」美しい錦織の上になお花の刺繍を添える(2016年09月21日)
「空谷足音」山中の静寂な谷で微かな人の足音を聞く(2017年06月07日)
「狗尾続貂」封に使う貂の尾が不足して犬の尾で代用(2018年01月10日)
「経国大業」国家のリーダーは優れた文人であること(2013年07月03日)
「敬老慈幼」老幼はともに賓客と同等の扱いを受ける(2014年09月17日)
「弦外之音」「弦外之音」を聴き「言外之意」を察する(2014年07月09日)
「乾坤一擲」サイを投じて天か地かの賭けに出ること(2013年02月06日)
「賢妻良母」中国は「賢妻良母」日本では「良妻賢母」(2013年08月14日)
「言笑自若」大手術の間も談笑していた関羽の豪胆さ(2013年02月27日)
「元宵灯謎」元宵節の灯に謎を書いて当てっこをする(2018年02月28日)
「交口称賛」だれもが口をそろえてほめたたえること(2015年01月21日)
「好好先生」善悪いずれにも好(ハオ)と答える人物(2013年03月27日)
「高山流水」とくに優れた古楽器演奏をたたえる比喻(2015年07月01日)
「行色匆匆」気持ちがたかぶってせわしく動くようす(2017年11月22日)
「高人一等」人もモノも他より一段すぐれていること(2018年01月31日)
「厚徳載物」将来どんな任にも当たれるよう徳を積む(2014年06月18日)
「狡兎三窟」かしこい兎は隠れ場所を三つ持っている(2016年10月12日)
「口蜜腹剣」口で甘いことをいい腹で陥れる策を思う(2018年05月23日)
「濠梁観魚」橋の上から魚を見ながら甲論乙駁をする(2017年09月13日)
「呉牛喘月」日中に酷使された牛は月の出にもあえぐ(2015年08月26日)
「刻舟求剣」時代の流れが理解できずしくじるたとえ(2014年06月25日)
「黒白混淆」是非をわきまえぬ高官たちの豪邸づくり(2014年03月26日)
「五光十色」目を奪わんばかりに輝く光と色との情景(2014年12月03日)
「五湖四海」全国各地のことで日本では「津津浦浦」(2018年03月21日)
「狐兎之悲」同じ原野に生きるもの同士の死の悲しみ(2016年10月05日)
「虎落平川」山中の実権を失って人里近くに現れる虎(2014年09月03日)
さ
「歳寒三友」寒期にもめげずに生き抜く松竹梅の三つ(2014年01月29日)
「作繭自縛」蚕が繭をつくって自分を閉じ込めること(2017年11月14日)
「左道傍門」中道が正統で左道は正当でない傍の体系(2017年02月01日)
「左右逢源」左右どちらからいっても同じ水源につく(2013年11月06日)
「沙裡淘金」砂の中から金を取り出すで得がたいこと(2016年08月17日)
「三更半夜」夜五更のうち「三更」は真夜中で「半夜」(2013年12月04日)
「三顧茅廬」劉備が諸葛亮の茅廬を三度たずねた故事(2014年04月09日)
「三春之暉」母親の愛は春三カ月の暖かい陽光のよう(2014年02月12日)
「蚕食鯨呑」蚕は小さな口で鯨は大きな口でひと呑み(2016年10月19日)
「山中宰相」都から離れて山中に隠居し出仕しない賢人(2013年08月21日)
「山珍海味」日本はふつう「山海珍味」というところ(2014年12月24日)
「事半功倍」事半なのに功倍で想定しない利益を得る(2014年04月30日)
「紙酔金迷」壁は金張り家具は金箔を張った居室から(2017年06月28日)
「七月流火」夏空の「火」はさそり座α星アンタレス(2013年07月24日)
「七嘴八舌」みなが勝手にしゃべり話がまとまらない(2014年06月04日)
「十指連心」十本の指がみな心臓に連なっていること(2016年02月03日)
「失道寡助」道義にそむけば孤立無援になってしまう(2015年05月13日)
「疾風勁草」猛烈な嵐が吹いた後に勁い草が知られる(2013年01月16日)
「十歩芳草」十歩するうちに芳草(賢才)が見出せる(2015年09月16日)
「尺幅千里」一尺の画幅のうちに千里の景象を画ける(2014年12月31日)
「衆矢之的」四方から集中攻撃を受けるマトとされる(2017年04月25日)
「秀色可餐」自然景観の秀麗なことや垂涎の美食にも(2017年05月17日)
「柔之勝剛」柔よく剛を制すの元になる老子のことば(2017年12月13日)
「秋収冬蔵」秋に収穫し冬に収蔵し次の一年に備える(2015年12月02日)
「十全十美」この上なくすべてよし。十全九美に実感(2014年04月16日)
「就地取材」在任地で意中の人や物を得る。現地調達(2015年10月07日)
「十年一剣」こつこつと十年をかけて磨きあげた一剣(2016年11月09日)
「寿終正寝」自宅の居間で穏やかに終末を迎えること(2015年08月05日)
「樹大招風」大樹ともなれば風当たりもまた強くなる(2015年08月12日)
「出類抜萃」能力や内容などが類から抜きん出ている(2015年07月15日)
「手舞足踏」両手で舞い足を踏み鳴らすのが喜悦の極(2014年12月17日)
「春笋怒発」春のたけのこのように気勢が盛んなこと(2016年05月25日)
「春回大地」また春がめぐってきて大地が温まるとき(2015年01月14日)
「春華秋実」春には花が咲き、秋になれば実が熟れる(2015年02月11日)
「春山如笑」春の訪れを察知して山全体が動くようす(2013年05月01日)
「小家碧玉」名門でないごく普通の家の出の美貌の娘(2014年11月26日)
「小康之家」富裕ではないけれど安穏に暮らせる家庭(2017年11月01日)
「小国寡民」その居を安んじその俗を楽しむ小国の民(2015年10月28日)
「掌上明珠」掌の上にある美しい珠。寵愛する女の子(2016年01月27日)
「小心翼翼」心を込めて語り、慎んで行動することに(2018年03月07日)
「松柏之茂」常緑で長寿の松柏は衰微せず不変である(2013年12月11日)
「正本清源」根源にまでさかのぼって問題を解決する(2015年05月27日)
「如座春風」春風の中に座しているように優しい先生(2013年03月06日)
「神機妙算」予測不能な結果を導き出す超人的な能力(2016年12月28日)
「信言不美」信言は美ならずに美言は信ならずが対句(2014年02月26日)
「信誓旦旦」真心を込めた「誓」が誠実で信用できる(2016年05月11日)
「心服口服」心で納得し口でも納得して信服している(2015年07月22日)
「心有余悸」過去にあったことが回想され動悸がする(2016年05月18日)
「随車夏雨」官吏の車の訪れにより民の憂を解く仁政(2016年07月13日)
「水性楊花」楊花は水面に根も葉もなく浮いて開く花(2017年06月14日)
「水落石出」見えなかったものが現れ真相が明らかに(2018年07月11日)
「寸步不離」きわめて近い距離に離れずに立っている(2016年08月31日)
「精衞填海」女娃は溺死した海を鳥に化身して埋める(2016年03月02日)
「済済一堂」目標を共にする人びとが集まったようす(2015年04月01日)
「声振林木」歌声があたりに響き渡り心を振るわせる(2012年12月26日)
「世外桃源」桃の花咲く世に隔絶した理想郷が桃源郷(2016年03月30日)
「赤身露体」全身を露わにし一糸もまとわないすがた(2017年04月19日)
「石破天驚」女媧が天を補った石を破り世を驚かせる(2017年02月15日)
「雪上加霜」災難の上にまた災難が重なることの比喩(2018年02月21日)
「雪中高士」寒中に花を開く梅を高潔の士に見立てる(2013年02月13日)
「雪中送炭」困っている人に救済の品を送りとどける(2016年01月20日)
「潜移黙化」知らず知らずに影響をうけて変化をする(2017年07月19日)
「先声奪人」力の籠った声威によって相手を圧倒する(2016年06月08日)
「扇枕温席」夏には扇で涼しくし冬には寝床を温める(2018年06月27日)
「千里鵝毛」遠い朋友へ贈る鵝毛は軽いが情誼は厚い(2013年05月22日)
「滄海横流」海の水が四方に揺れ動きあふれるようす(2018年04月25日)
「荘周夢蝶」荘周は夢で胡蝶になって楽しんで舞った(2017年09月20日)
「壮心不已」晩年になっても盛んな志がやまないこと(2016年03月23日)
「漱石枕流」「枕石漱流」を「漱石枕流」とし強弁する(2017年12月20日)
「象箸玉杯」象牙の箸と玉の杯で食事する紂王の将来(2016年11月23日)
「走投無路」なす術なくなり窮地に陥って出口がない(2016年06月29日)
「想入非非」通常の能力では到達できない玄妙な境地(2017年03月22日)
「争分奪秒」一分一秒を争う緊迫をした場面で用いる(2017年05月24日)
「走馬看花」馬を走らせ花を看た科挙合格の喜びから(2013年03月20日)
「損之又損」取り去り減らして無為に至る老子の哲理(2017年10月25日)
た
「大巧若拙」まことの「巧」は自然なため拙にみえる(2017年11月08日)
「大殺風景」俗人たちによる風景を壊す興ざめな営み(2014年06月11日)
「大弁若訥」まことの「弁」は巧まず訥々としている(2013年07月10日)
「多難興邦」度重なる難題を乗り越えてこそ国は興る(2016年09月28日)
「断雨残雲」雨は止んでなお雲がたれこめている情景(2016年08月24日)
「胆大包天」キモが大きく世に何も恐れることがない(2015年03月04日)
「単刀赴会」関羽が単身で呉の陣中に赴いたことから(2017年04月12日)
「短兵相接」刀剣など短小兵器で近い距離で戦うこと(2016年08月03日)
「知法犯法」法令・規則を理解していながら違反する(2018年06月06日)
「茶余飯後」食事をしおえた後の穏やかでひまな時間(2015年11月18日)
「朝三暮四」非と是を用いて和を得る「両行」の方法(2017年08月09日)
「著作等身」著作品が背の高さになるほど多作なこと(2013年04月10日)
「通商寛農」貿易を促進して農政にゆとりをもたせる(2016年09月14日)
「痛心疾首」裁判で有罪判決を受け代表して罪を負う(2015年04月29日)
「天衣無縫」天女が着けている天衣には縫い目がない(2013年01月23日)
「天涯海角」中国中原に対して版図の果ての僻辺の地(2014年10月22日)
「天下為公」天下を公と為し「大同」の社会をつくる(2014年10月15日)
「天上人間」天上と人間とに分けられても相通じる愛(2017年05月03日)
「天府之国」守るに険要で土地が肥沃で物産豊かな地(2018年03月14日)
「東山再起」引退した人が元の地位に戻って活躍する(2018年03月26日)
「同室操戈」同じ室で武器をあやつる内部抗争をいう(2017年10月04日)
「同舟共済」同じ舟に乗っている同士として助け合う(2013年06月12日)
「堂堂正正」盛大なようすをいう日中で語順が違う例(2014年01月08日)
「登堂入室」入門し登堂し入室するという段階を踏む(2016年04月27日)
「蟷臂当車」カマキリが斧をあげ大きな車を威嚇する(2017年08月30日)
「桃李不言」もの言わぬ桃李の樹下には小径ができる(2014年03月05日)
「得意門生」師みずからその才能を納得し認めた弟子(2015年03月25日)
「独木難支」時代の難題は一本の木では支えられない(2016年06月01日)
「斗酒百篇」李白は酒を一斗飲んで詩を百篇つくった(2016年01月13日)
な
「貪生怕死」目前の生に執着し死を恐れてしまうこと(2017年02月22日)
「日上三竿」日が竹の三つ目の節まで上がっている(2014年07月02日)
「日復一日」一日また一日を愉しむことで成果をうる(2015年02月04日)
「日理万機」日ごと一万件ほどの事務を処理すること(2014年11月05日)
「入郷随俗」その地方に入ったら風俗習慣に順応する(2013年05月29日)
「忍辱負重」辱めを避けず忍んで重責を負いつづける(2014年11月19日)
「年年歳歳」毎年花はおなじだが自分は変わっていく(2013年04月03日)
「能者多労」才能技能に優れている人ほど労苦が多い(2015年12月30日)
は
「買空売空」実働をしないで投機市場で利を得る行為(2013年06月19日)
「破鏡重圓」二つに割った鏡が又一つになる相愛の証(2015年06月17日)
「博士買驢」意を伝えぬ長々とした空文を書く知識人(2016年07月06日)
「伯楽相馬」馬を見分けた伯楽のように逸材を見出す(2016年11月16日)
「白駒過隙」白馬が隙間を駆け抜けるほど人生は短い(2017年08月23日)
「馬到成功」馬が駆けつければ確実に勝利するという(2018年06月13日)
「抜苗助長」育ちが遅い苗を引っ張り枯らしてしまう(2014年02月19日)
「破釜沈舟」河を渡った舟を沈め飯釜をこわして戦う(2018年06月20日)
「万家灯火」夜、家々に明かりが灯って穏やかなさま(2017年01月11日)
「半晴半陰」晴れるか小雨になるのか定まらない天候(2015年04月08日)
「万人空巷」人々が一カ所に集中して巷に人がいない(2017年10月11日)
「半部論語」半部論語で天下治むという趙普の言から(2013年11月20日)
「半路出家」人生の途中で新たなしごとや立場につく(2018年01月24日)
「美意延年」情意がのびやかであれば寿命を延ばせる(2013年11月27日)
「披星戴月」朝暗いうちに出て夜遅くなって帰ること(2016年09月07日)
「尾生之信」尾生は女性を待ちつづけて溺れて死んだ(2017年08月16日)
「筆下春風」自然の春より先に筆に春風をしのばせる(2017年03月01日)
「筆走龍蛇」草書の筆勢がのびやかで洒脱なようすに(2013年01月02日)
「比比皆是」よくよく比較すればみな同じ物で同じ人(2017年09月27日)
「百折不撓」複雑な要件に対処しつつ意志を曲げない(2018年08月01日)
「百齢眉寿」白い長毛の眉雪が特徴である百歳を寿ぐ(2013年01月09日)
「冰魂雪魄」厳冬に咲く梅に似て氷雪に負けない気魄(2018年01月17日)
「冰心玉壺」清冽な心を玉壷に収めるという友情の証(2013年02月20日)
「猫鼠同眠」猫と鼠がいっしょに眠るありえないこと(2013年10月23日)
「眉来眼去」眉を動かすほどの情報に眼で応える間柄(2014年05月28日)
「美輪美奐」建築物や芸術作品が壮大で美しいことに(2015年07月08日)
「風花雪月」四季を伝える風物として詩文に詠われる(2015年03月11日)
「浮瓜沈李」瓜や李を冷水で冷やして食する夏の遊楽(2015年07月29日)
「不三不四」規範がない端正でないどっちつかずの意(2017年05月10日)
「不争之徳」「なして争わず」として説いた老子の四則(2013年05月15日)
「不速之客」要請したわけではなくふいに訪れた客人(2018年02月07日)
「不恥下問」学問は地位の低い人にも教えを乞うこと(2016年04月13日)
「物是人非」物ごとは元のままで人は元のままでない(2015年10月14日)
「聞一知二」一を聞いて十とまでいかず二を知るほど(2013年05月08日)
「文不加点」一気に記された文章に修改の必要がない(2014年10月01日)
「平易近人」民衆の中に入ってともに労苦をすること(2015年06月10日)
「平起平坐」地位が等しく起居がいっしょであること(2015年10月21日)
「閉月羞花」美人をみて月は雲に隠れ花は恥じて凋む(2018年04月18日)
「平分秋色」秋に収穫した物や栄誉を等しく分け合う(2013年09月25日)
「閉門謝客」門を閉じ外界と交渉を断ち客を謝絶する(2018年05月02日)
「忘乎所以」平常心を忘れて異なった振る舞いをする(2018年05月30日)
「望子成龍」子が社会で傑出した人物になるよう願う(2018年02月14日)
「鵬程万里」鵬の飛びゆく先がはるかに遠大なようす(2013年07月31日)
「宝刀不老」志を保って老いてなお元気に活躍する人(2018年07月18日)
「鳳鳴朝陽」鳳凰が初日の出に飛翔して鳴くのは吉兆(2017年01月04日)
「鳳毛麟角」世にまれで貴ぶべき人物や得がたい事物(2016年05月04日)
「亡羊補牢」羊が逃げてしまってから小屋をつくろう(2015年06月24日)
「奔走相告」重大時非常時に走りまわって知らせ合う(2015年04月22日)
ま
「摩肩接踵」肩をすり合わせ踵を接するほど人が多い(2015年04月15日)
「満載而帰」行く先方で大きな収穫を得て洋々と帰る(2015年12月09日)
「満腹経綸」胸中に保持する国家の秩序を整える方策(2017年02月08日)
「明日黄花」重陽(九月九日)のあとの菊花。時遅れ(2013年10月16日)
「無為自化」作為的にならぬようごく自然におこなう(2017年10月18日)
「無価之宝」金銭では測れない稀有にして珍貴なもの(2014年10月08日)
「無地自容」身を置く場がないほど羞恥や恐れの極み(2015年08月19日)
「無的放矢」マトの見定めがつかないままに矢を放つ(2015年11月11日)
「無翼而飛」翼がなくても速やかに飛ぶのは人間の声(2016年10月26日)
「命若懸糸」一本の糸に命が託されている危うい状態(2015年09月30日)
「明眸皓歯」明るく澄む瞳と白く美しい歯は美人の証(2012年11月14日)
「名落孫山」科挙(入試)に不合格だったときにいう(2016年08月10日)
「目迷五色」人為的に目立つ色に迷わされていること(2014年08月13日)
「木雁之間」才能を目立たせず不要ともされない中間(2017年07月26日)
や
「夜不閉戸」夜に戸を閉ざさずは理想とする社会の姿(2013年07月17日)
「優哉遊哉」何物にも煩わされず悠々自適であること(2014年11月12日)
「有征無戦」軍は出せども戦わずして勝利を得ること(2014年07月16日)
「有声有色」声に生彩がありまた表現にも精彩がある(2018年05月16日)
「陽春白雪」楚の高尚な歌曲で通俗でない文学もいう(2013年12月18日)
「羊続懸魚」清官の羊続は贈物の鯉を外の柱に懸けた(2015年01月07日)
「蝿頭微利」ハエの頭に例えるほどのほんの僅かな利(2013年10月02日)
「葉落帰根」葉が落ち根に帰るように本源を忘れない(2016年12月14日)
ら
「来日方長」来るべき未来の日々に長い希望がもてる(2013年10月30日)
「楽極生悲」歓楽は極まるとき一転して悲哀を生ずる(2017年07月05日)
「楽天知命」自然のうちに見えてくる良き筋道に従う(2012年11月07日)
「濫竽充数」竽の合奏者にうまく吹けない者が混じる(2014年01月22日)
「乱点鴛鴦」鴛鴦は昼間なかよしだが夜相手をかえる(2013年03月13日)
「立雪断臂」慧可は雪中で臂を断ち菩提達磨に奉げた(2016年02月24日)
「柳暗花明」春の光に桃は明るく柳の緑が陰をつくる(2016年03月16日)
「良禽択木」鳥が木を択ぶように英明な主君に仕える(2015年05月20日)
「両袖清風」任を終えた官吏が寸物も帯びず都へ帰る(2014年07月30日)
「量体裁衣」体の大小長短を測って衣装をこしらえる(2015年11月25日)
「両敗倶傷」争う双方がお互いに傷ついて敗者となる(2014年04月02日)
「龍馬精神」伝説の駿馬に寄せて健旺な高齢者をいう(2012年12月05日)
「臨池学書」張芝は池に臨んで書を学び池水が墨色に(2016年11月02日)
「鱗次櫛比」鱗や櫛の歯に似て同じものが整然と並ぶ(2017年01月18日)
「浪子回頭」放蕩をしていた子が悔い改めて立ち直る(2017年12月06日)
「臘尽春回」寒冷な臘月が過ぎ温暖な春が回ってくる(2017年01月25日)
「老馬識途」馬は道を覚えていて帰り道を間違えない(2014年01月01日)
「露水夫妻」夜束の間むすばれた露のような男女の仲(2017年04月05日)
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「歪打正着」きっかけは本来ではないが結果オーライ(2016年06月22日)
「和顔悦色」心に生じた喜びで顔を満面ほころばせる(2012年12月12日)
「和光同塵」光を和らげ目立たぬ塵のように居ること(2017年11月29日)