- 2013年04月24日(水)
- ひと・個人(からだ)
「一目十行」 いちもくじゅうぎょう
読書ではなく看書ですから「跳躍式」に看て、文脈の核になる語を探し当てて関連づけて文意を得ることになります。書物の上を流す視線の先で、書き手の意図を伝えるキーワードが次々に立ってくる。読み手の奥義です。漢字は表意文字なのでそれが可能だというのです。実際に臨沂の高校生(教科書だけで780万字)が試みて一年で3倍(理解率80%)、なかには「一目十行」といっていい程の者もいたようです。やや遠慮して「一目五行」や「五行併せ下る」というのも控えにあります。