- 2013年11月27日(水)
- ひと・個人(こころ・こころざし)
「美意延年」(びいえんねん)
作家が短命で画家が長寿といわれるのも納得がいきます。小倉遊亀105歳、片岡球子103歳、奥村土牛101歳・・90歳まで生きた『広辞苑』産みの親新村出の追悼文集が「美意延年」として出ていますが、学者は長命のようです。
この成語は書道家に人気で、いろいろな人が書いていますし、落款でも見かけます。美酒もまたというので、江戸以来の白酒で知られる豊島屋の大吟醸酒に「美意延年」があります。のびやかな音楽もまた美意の源泉、ことしは中国合唱百年ということで「美意延年―記念中国合唱百年」(杭州市)も開かれました。