- 2013年12月25日(水)
- 鉱物
「掩耳盗鈴」 (えんじとうれい)
「釣魚島(尖閣諸島)」は「カイロ宣言」(1943年12月1日。ことし70年目)で返還されたとする中国の立場は固い。そこで日本政府(安倍政権)の手法を「掩耳盗鈴」(沈徳符『万暦野穫編二』など。耳を掩いて鈴を盗む)といって譲りません。
盗もうとした鈴(鐘)が音をたてたので、聞かれるのを恐れて自分の耳をふさいで実行したというのが原意。F15の緊急発進もそう。中国側から「掩耳盗鈴」と呼ばれるかぎり、このままでは首脳会談など開けるわけがありません。
悪いと知りながら自分を欺く。わが国の有名ホテルの食材偽装などもそれ。中国でも事例にこと欠かず、よく使われます。古くは盗鐘だったのが、いまは盗鈴に。