- 2014年04月30日(水)
- しごと・社会
「事半功倍」 (じはんこうばい)
一方で必ず「事倍功半」(白居易「為人上宰相書」など)が生じて、こちらは力を尽くしても収益が半分。「ワーキング・プア」といった現象が起きています。そのぶんだれかがどこかで「事半功倍」であることを喜んでいることになります。
亜聖孟子がなんでこんな効率的な話をしたのでしょう。原典では古人の営為と今とを比較しての成果のことで、力半分で得ということではないようです。
得をすることばとしてよく使われます。朝やれば「事半功倍」というのは清々しい。化粧品の効能や塾の学習効果の宣伝はわかりやすい。釣魚島の奪回に、台湾と大陸(両岸)が手をむすんで船を出そうとなると何やらぶっそうな功倍です。